日本ケミカルバイオロジー学会 第16回年会
The 16th Annual Meeting of Japanese Society for Chemical Biology

ご挨拶

日本ケミカルバイオロジー学会第16回年会を2022年5月30日(月)から6月1日(水)の3日間、富山国際会議場(富山市大手町)にて開催いたします。本学会はこれまで大都市圏で開催されてきましたが、今回、初めての地方開催となります。富山大学が中心となって実行委員会を構成し、富山県立大学の協力を得て運営を担当させていただきます。

新型コロナウィルス感染症COVID-19発生から既に2年が経過しました。多様な分野の研究者の献身的な取り組みにより、既にワクチンや抗ウイルス薬が開発されておりますが、このスピードはまさに隔世の感があります。ケミカルバイオロジーは化学の知識や技術、化合物を応用して生物機能の解明や制御に取り組む研究分野であり、その成果は生物学、医学、薬学、農学はもちろんのこと、創薬に大きく貢献していることからもその重要性が認識されています。生命活動を担う多様な生体分子の繋がりを見出し、作動原理や機能を解明することは生命理解の根幹となり、そして生命機能の恒常性を維持することは社会的に大きな意義を持ちます。ケミカルバイオロジー研究による革新的な解析技術や化合物の開発は、未知の生体分子や現象の発見を促し、得られた知見は新たな生命の見方を与えています。

日本ケミカルバイオロジー学会は毎年1回の学術集会を行い、高度な研究成果の発信と、日本が国際的なリーダーシップを発揮すべく尽力しております。第16回年会は、脳科学研究の第一人者である富山大学医学部の井ノ口馨先生の特別講演を始め、招待講演には多様な分野のフロントランナーをお招きするとともに、一般講演およびポスターセッションを企画しています。また、優秀な若手研究者に対するポスター表彰も例年同様実施いたします。

現在、実行委員会では3年ぶりの現地開催に向けて準備をしております。先端研究者と次代を担う学生が一堂に集い、最新の知識情報を交換し、親交を直接深めることができる「場」としての意義は極めて大きく、今後の更なる発展に繋がることを切に願っています。しかしながら、新型コロナウィルス感染の収束予測は困難なことから、感染状況によってはオンライン開催に変更することもありますので、その際にはご理解下さいますようお願い申し上げます。

皆様の絶大なるご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

日本ケミカルバイオロジー学会
第16回年会
年会長 友廣 岳則
(富山大学 学術研究部 薬学・和漢系)